余計な事を言うよなあ

確かにファンの行動で常軌を逸しているのもある。

混乱の極みで、同じものを好きな人間からすると痛々しくて凄く可哀想になる。

私自身も製作陣にはムカついているので、どうしても擁護が出来ない。

 

製作陣を呪うような動画は見てないんだけど、皆の愚痴や考察感想はほぼ見させてもらっている。

私は他の人と違って全部見れてない。むしろ見たらおかしくなるかもしれない。

めちゃくちゃ日の浅い人間でもこの位には好きなものを汚された思いは強い。

 

ただ理性や抑制が強い人間なので、そしていい歳だから抑えられるだけだ。

これが学生の時に見て、『この作品がものすごく好きだ』ってなり、純粋な気持ちで支えて、続編を楽しみにして来た、そして支えるためにお金も投資して来た人に取っては心が引きちぎられるように辛いはずだ。

 

オタクはその歴史が長ければ長いほど、製作の方から理不尽な事をされるのに慣れてくる。憤りはあれども、『またか』と言って、もう期待しなくなる。

使うお金も最低限。そんななるべく自分が傷つかないスタンスを見つけて傍観するようになるのだ。ずっとずっと傷付けられて来てるからな。

 

でも若い世代はそうはなれない。ここから経験を積んで行く達である。一番熱く、一番気持ちも折れやすい。

多分狂ってしまっているのはそういう層なんじゃないか?

それを自分が年を取ってるからと言って、『しょうがないよ、こんな事今までにも沢山あったよ』などは言えない。

それを見れば我が事にありありと自分が受けた時を思い出し、不憫でならないのがオタクの連帯感なんじゃないだろうか。

 

閑話休題

 

物事が大きくなると、名前は知ってるけど、全く見てない人間が勝手な意見を言ってくる。

まだ傷つく人達に寄り添うように、自分が知らない時点で見たらとか、これからそんなに良かったものなら最初の作品を見てみるというのは大変優しい人だと思う。

しかしその反面知らないわ、見る気もないわ、上辺だけ知ったつもりで『そんなの忘れろ、こっちの方が良いからこっちに移れ』みたいな傷口に塩を塗るような事を言うデリカシーのない人がいる。

しかもプロのクリエーターに属する人だ。

『あなたはそういうのが必要な職業についてるのにかなり鈍感なフレンズなんだね!』

きっと皆の頭にはそんな言葉が浮かんでるんじゃないだろうか。

心情を描いていくものを生み出す作家で鈍感って……どうなのよ。

 

ただのKYなフレンズなのかもしれないけども。

上辺しか見てない人は困ったものである。