一次と二次

自分は創作に関して、一次も二次も分けては考えていない所がある。

 

マチュアでもプロはだしの人もいれば、プロなのに……って言う人もいる。

まあプロというかお金を頂いて商品を作った事があるかないかは、作る作品の出来にかなり関係してくるとは思っているけども、趣味だからと言って、やっぱり良い物を作りたいというのは変わらない。

 

商業にするものの場合は、お金を貰っている以上、クライアントを満足させるだけのクオリティに達してないとならないと思うと窮屈で大変って部分があり、趣味の場合はそこが若干甘い……という程度の違いしかない(自分は)

なので商業なら日数が限られているのでそれを守るし、趣味なら責任は自分だけにあるからいつ出来上がっても構わないくらいかなと。

 

そして本題。

 

人様の二次創作を拝見させてもらった。

ちょっと時間があったので、自分の好きな作品を検索してみた所、過去に初めの方を見ていて、まだまだ長く続きそうだったのと、暴力や無理矢理要素があるので追う事はしてなかった。

 

たまたま検索にその作品が引っかかって来た。

どうやら私が見たシリーズが描き終わっているようだった。

私はお話にダメージを受けやすい体質なので、今の体調とか心構えとかをちゃんと持ち、まあ大丈夫だろうと思って読む事にした。

最悪死ネタもあり得るかな~という覚悟もした。

 

……で、結果は一応ハッピーエンドにはなっていた。

メインの登場人物だけがハピエンという、『一応』としか言えない感じ。

 

その直前に今まで深く関わって来ていた仲間が二人のせいで撃たれたりしてて、しかし最終回はそこには全く触れられず、実際触れると長くなるし、メインの片方も離れた方が被害が少なくなるような感じ……というのを多少匂わせる。

だが、私的には投げっぱなしENDにしか見えなかった。

今まで結構長い間をかけて描いて来た話を、メイン二人がくっつくだけではハピエンにはならない。

 

今までも二人だけしか出てこない話ならばそれでも良いだろうけども、仲間を巻き込んで、傷を負わせて、そしてその二人を心配してるし守ろうとしてる仲間をあまりにも切ってしまった終わり方に、描きたかった事が描ききれず、苦渋の選択で終わらせたのかと考えた。

そうでなくてはこの終わりはない。

 

しかし、作者の方のコメントを読むと、そんな言葉は全くなく、本人的には満足して描き上げたようだった。

マジか、マジでか……

 

 

創作をするという行為は少なくとも衝動が湧くくらい描きたいと思ったからだとは思うのだけど、『描きたい部分だけを描くのでOK』と『ちゃんと話になってないとOKじゃない』がある。

趣味の創作では、趣味だから自分でこれで良いと思えば終わりなのだ。

ジャッジは自分しかいない。

 

しかしそういう人も商業作品は読んでいるはずであり、私なんかよりも沢山そういうものに触れてるのでは?と思うのだけども、何が違うんだろう。

 

読む、知ってるだけでは、自分の作品には反映出来ないものなのかもしれない。

自分も昔はそうだったなと思ったので一旦納得。

しかし個人的にはええ~~って思ったのでここに吐き出した。